【サッカー男子】主将の藤田チマとFC東京コンビ荒木&松木の連携が命運を握る
「独1部のレフティーDF伊藤洋輝(25=シュツットガルト)をOA枠で起用するプランを推したい」とは前出の六川氏である。
「W杯などに比べて登録人数が18人と少ない五輪では、複数ポジションをこなす選手が重宝されます。たとえばベルギー1部の町田浩樹(26)は4DFの左CB、3DFの左、左SB、前目の左のウイングバックも担える逸材です。ただし今夏の移籍が噂されており、所属クラブが五輪招集を拒否し、今月末までにJFA(日本サッカー連盟)がFIFA(国際サッカー連盟)に提出する予備登録メンバー50人から外れたようです。そこでドイツ1部の伊藤です。彼も町田と同様、左サイドの4つのポジションを任せられる。身長188㌢でヘディングも強く、セットプレーでは攻め上がってゴールを狙える。<1人4役>の伊藤は、大岩ジャパンに大きなプラスになる」(六川氏)
今季のドイツ1部は無敗で初の優勝を決めたレバークーゼンが話題を集めたが、バイエルン・ミュンヘンやドルトムントといった強豪を抑えて2位に躍進したシュツットガルトの健闘ぶりも光った。そのシュツットガルトでシーズンを通して複数のポジションをこなしつつ、主軸としてプレーした伊藤が加わると「非常にポジティブな刺激をチームに与えてくれる」(六川氏)というメリットも期待できる。