カブス今永 打ち込まれた経験がプラスに働く理由…10戦目で7失点初黒星、防御率2位転落もなんの

公開日: 更新日:

 メジャーデビュー以来、好投を続けてきたカブス・今永昇太(30)に土が付いた。

 日本時間30日のブルワーズ戦で4回3分の1を2被弾含む8安打7失点の大乱調。10試合目にして初黒星(5勝)を喫した。

 メジャーで唯一、0点台(0.84)だった防御率は1.86となり、リーグ2位に陥落。首脳陣の配慮から中10日と休養十分で臨みながら、期待に応えられなかった。

 試合後のクレイグ・カウンセル監督は「歴史的なピッチングは終わってしまったが、彼は次に何をすべきかをわかっている。次に向けて調整し、しっかりと改善するはずだ」と、左腕への信頼を口にした。

 多くのアナリストや米メディアが指摘する通り、渡米1年目の快進撃の要因はスピン量がメジャー平均の2200回転を大きく上回る2400回転台という直球の質の高さ。それだけではなく、今永が初めて経験するメジャーの環境にすんなりと順応したのは、適応力の高さより事前の準備が抜かりなかったからだ。

 今永に近い関係者によれば、メジャー移籍に備えてボールやマウンドへの適応を心がけるのはもちろん、数年前からテレビのメジャー中継や動画で強打者の特徴やメジャーの配球、ストライクゾーンの違いなどの研究に励んできた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  4. 4

    優勝の祝儀で5000万円も タニマチに頼る“ごっつぁん体質”

  5. 5

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  1. 6

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  2. 7

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」

  3. 8

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 9

    広末涼子とNHK朝ドラの奇妙な符合…高知がテーマ「あんぱん」「らんまん」放送中に騒動勃発の間の悪さ

  5. 10

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性