カブス今永昇太の“隠しオプション” 投球の93%を占める直球&スプリットに次ぐ新球種あり

公開日: 更新日:

 カブス・今永昇太(30)が日本時間14日、敵地アトランタでのブレーブス戦に登板する。

 昨季ナ・リーグMVPのアクーニャJr.、ドジャース・大谷を抑えてリーグトップの12本塁打を放っているオスーナら強打者が並ぶブ軍打線がが相手だが、今永は開幕からここまで投球全体の93%を占める直球とスプリットで相手打者をねじ伏せてきた。「デビュー戦からの7試合で防御率1.08、5四球」は防御率が両リーグで公式記録に採用された1913年以降ではメジャー史上初の快挙だった。

 主に2つの球種で快投を続けてきたとはいえ、前回8日のパドレス戦では武器であるスプリットを狙われて逆転の2ランを許した。試合後の今永によれば、投球が単調になって完全に球種を読まれていたのだという。

 今後も対戦相手から研究されて丸裸にされるのは明らかなだけに、今永は「結果が出ると思われる球種を投げているだけなので、もしそれが打たれたら、いろんな引き出しは用意している」と、秘策をほのめかしている。

 ゴームス、アマヤの両捕手とは入念な打ち合わせをして試合ごとに配球を変えるなど、工夫を凝らすだけでない。今後は新球カーブを追加するという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が

    ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由

    ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由

  3. 3
    HR独走中のヤクルト畠山 “札付き問題児”が“孝行息子”に

    HR独走中のヤクルト畠山 “札付き問題児”が“孝行息子”に

  4. 4
    どうするドジャース? 佐々木朗希の獲得に暗雲…他29球団は怒り心頭、さらに膨らむ恨み憎しみ

    どうするドジャース? 佐々木朗希の獲得に暗雲…他29球団は怒り心頭、さらに膨らむ恨み憎しみ

  5. 5
    小池知事は焦るとムキに…都知事選で「失言ループ」に突入 不安的中の陣営は戦々恐々

    小池知事は焦るとムキに…都知事選で「失言ループ」に突入 不安的中の陣営は戦々恐々

  1. 6
    なぜ大谷はオールスターで「最多得票」を取れないのか…圧倒的成績を残しながら首位と26万票の大差

    なぜ大谷はオールスターで「最多得票」を取れないのか…圧倒的成績を残しながら首位と26万票の大差

  2. 7
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  3. 8
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9
    焦る小池知事は都知事選「公務優先」もマユツバ…連日のしたたか演出で組織固めに没頭中

    焦る小池知事は都知事選「公務優先」もマユツバ…連日のしたたか演出で組織固めに没頭中

  5. 10
    フジテレビ起死回生の秘策?「古畑任三郎」復活プロジェクトに挙がる主演候補5人の名前

    フジテレビ起死回生の秘策?「古畑任三郎」復活プロジェクトに挙がる主演候補5人の名前