カブス今永昇太が誇るダルより凄い「MLB屈指の数値」と米メディア大注目の「ゴーストフォーク」
カブス・今永昇太(30)が日本時間8日、大谷翔平(29)が所属するドジャース戦に先発予定。4年総額約77億円の好条件で入団したルーキー左腕は、メジャー屈指の強力打線を相手に2勝目を狙う。
初勝利を挙げた前回2日のロッキーズ戦は六回2死までノーノーの快投を演じ、6回を2安打無失点、9奪三振で初勝利を挙げた。
上々のデビューを果たした今永の球質はメジャーでもトップレベルだ。
MLBが運営するデータサイト「ベースボール・サーバント」によれば、前回のロッキーズ戦で記録した直球の1分間あたりの回転数は最多で2558、平均2386(数字は5日現在)。回転効率を示すアクティブ・スピンレートは直球が98%、スプリットが94%だった。回転数が多く球質の良さで知られるパドレス・ダルビッシュ有(37)の直球89.1%(7位)、スプリット45.1%(2位)をともに上回った。
メジャーは3月29日に本格的に開幕し、各球団とも先発の登板試合数が少ないため、サンプルが限られるものの、今永の直球の回転効率はマーリンズの左腕ルザード(99.1)に次いでメジャー2位に相当する。わずか1試合の登板とはいえ、奪三振率13.50は、20年ア・リーグのサイ・ヤング賞右腕ガーディアンズ・ビーバー(15.00)、昨季ナ・リーグ奪三振王でブレーブスの右腕ストライダー(14.40)に次いで3位だ。