貴景勝を筆頭に情けなさすぎる大関陣のていたらく…横綱の独走許す26年ぶり珍事
横綱の一人旅で、早くも「名古屋場所終了」の気配である。
19日、横綱照ノ富士(32)が幕内で唯一1敗をキープしていた翔猿を下し、単独トップの6連勝。6日目終了時点でトップと次点で2差がつくのは、1998年3月場所以来の珍事である。
照ノ富士は満身創痍で決して万全とは言えない身。大関陣が奮起してしかるべきだが、今の彼らにそれを期待するのは酷なのか。
今場所が歴代ワースト3位となるカド番9回目の貴景勝(27)は、若元春に敗れて4敗目。大関陥落の色が濃くなってきた。
2敗をキープしている豊昇龍(25)と琴桜(26)も「同罪」だろう。
豊昇龍は宇良を突き出しで破ったが、それは取り直しの一番でのこと。最初の一番は宇良に一方的に攻められて、背中から転倒。豊昇龍が「死に体」となったタイミングで宇良の足も出ており、「同体と見て取り直し」に救われただけで、相撲内容では完敗だった。
琴桜も豪ノ山に立ち合いから防戦一方。土俵際の逆転劇で、かろうじて勝ちを拾った。