守備に定評のあるMF陣を揃えて堅守に終始、引き分けの「勝ち点1」狙いか
しかし、日本戦でイバンコビッチ監督は、あくまで守備に徹してドローに持ち込み、勝ち点1を持ち帰る戦法を採るのではないでしょうか。
最終予選C組は日本とオーストラリアが頭ひとつ抜けており、中国は3位狙いが現実的です。
もしかすると──。
日本のストロングポイントである左右両サイドの攻撃力(フランスの伊東純也、中村敬斗、ドイツの堂安律、英プレミアの三笘薫)を警戒して3バックを採用し、両サイドのウイングバックを下げて「5バック」の専守防衛スタイルの可能性もあると思っています。
21年、カタールW杯の最終予選の初戦で日本代表は、地元でのオマーン戦を0-1で落としました。そのオマーンを率いていたのが、中国代表で指揮を執っているイバンコビッチ監督です。
策士で知られる敵指揮官の巧妙な罠にはまらないことも大事になってきます。 (つづく)
(聞き手=森雅史/サッカージャーナリスト、絹見誠司/日刊ゲンダイ)