守備に定評のあるMF陣を揃えて堅守に終始、引き分けの「勝ち点1」狙いか
中盤の中心選手として山東泰山に所属する李源一(リ・ユアンイ)の名前を挙げましょう。
彼のプレースタイルは「激しくチャージしてボールを奪う」と「持ち上がって攻撃の起点」になったり、果敢に「シュートを打っていく」。たとえば日本代表のデュエル王・MF遠藤航(リバプール)のイメージです。
河南でプレーする王上源(ワン・シャンユアン)は守備的能力の高い選手ですが、ボールを持つと前線・左右に「散らす」能力も高い。間違いなく要注意選手です。
スペイン1部でプレーし、EL出場歴もあるFW武磊(ウー・レイ)は今季、所属する上海海港でも好調をキープしていますが、中国代表にはラストパスを供給して彼を生かす「パサー」が少ないのが苦しいところ。
上海申花の謝鵬飛(シェ・ペンフェイ)は昨シーズン、私がコーチを務めていた武漢三鎮でプレーしていて攻撃センスの良さを目の当たりにしました。要警戒です。
中国代表を率いるクロアチア人指導者・イバンコビッチ監督は就任して以来、4バックの布陣で戦っています。試合の終盤に「点を取らなければならない局面」の時だけ3バックにし、前線の人数を増やしてパワープレーを仕掛けました。