《おじさんイジメ》の日本シニアOPからスコア100前後のアマゴルファーが学べること

公開日: 更新日:

「あんまり年寄りをイジメるなよ」

 こんなボヤキがコースのあちこちから聞こえてくるのが今年の日本シニアオープンだ。

 会場(千葉CC川間C6811ヤード・パー71)のラフは25センチまで伸びているので、長い芝で足首までスッポリ隠れる。第1打を左右に曲げるとボールは真上から見ないと確認できず、1度見つけたボールを見失わないように横に帽子を置いて目印にする選手もいるほどだ。このラフに入れるとパーオンは厳しい。風が3メートル前後と〝大人しい〟のが救いだが、プロでもこんな厳しいセッティングでプレーすることは滅多にない。第1打をフェアウエーに置かないとバーディーは絶望的。それでもドライバーを使う者もいれば、ユーティリティやアイアンで距離を落としても確実にフェアウエーに運ぶなど、コースマネージメントも多様だ。

 ラフ地獄を象徴するミスが出たのは兼本貴司(53)の16番パー4。第1打を左ラフに入れて、アイアンでグリーンを狙うも10ヤードしか前に飛ばず、3打目も花道左のラフへ。4オン1パットのボギーとした。

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