特に浅田真央や羽生結弦が現役だった頃は注目度も人気も桁違いで、一部の熱狂的なファンから神格化されていた。今はそんな存在もなくなり、選手は『手の届かないスーパースター』から『身近なアイドル』へと変わらざるを得なかったのかもしれません」(スケート関係者)
スケート連盟にとってフィギュアは稼ぎ頭。それでも2023年度は4億5800万円の大赤字を出した。20年から赤字が続くスケート連盟は今、組織の存続で精一杯。選手をサポートしている余裕などないのか。それとも、連盟は頼りにならない、ならば自力で稼がなければという選手たちの危機感の表れか。いずれにしろ、スケーターたちの「自営」は加速しそうだ。