大谷は今オフも「FA市場最大の目玉」として大忙し…ネゴシエーター、リクルーターとして引っ張りだこ
DHで初の栄誉を手にするなど、偉業ずくめで2年連続3度目のMVPを受賞したドジャース・大谷翔平(30)。受賞ラッシュに沸いているが、しばらくゆっくりできそうにない。
ドジャースは今オフも大型補強に乗り出すとみられており、複数の米メディアの報道を総合すると、ド軍の補強リストには2020年首位打者のソト(前ヤンキース)、21年のサイ・ヤング賞右腕バーンズ(前オリオールズ)らの目玉選手が名を連ねているという。
12月9日からは全30球団の編成トップ、選手の代理人らが一堂に会するウインターミーティングがテキサス州ダラスで4日間にわたって開催される。FA、トレード市場は一気に進展するとみられるが、有力選手の交渉が大詰めを迎えれば、大谷も忙しくなりそうなのだ。
メジャーの移籍交渉にはGMはもちろん、オーナーや監督に加えて、主力選手が同席することは珍しくない。年俸などの条件面とは別に、主力自らがチームの良さをアピールするためだ。昨オフ、エンゼルスからFAになった大谷はドジャースと交渉する際、チームリーダーのベッツから勧誘された。大谷はド軍と合意すると、レイズからトレード移籍した右腕グラスノーにビデオメッセージを送り、オリックスからポスティングシステムで移籍した山本由伸との交渉にはベッツ、フリーマンとともに同席した。山本の代理人であるジョエル・ウルフ氏は「オオタニが温かく迎えてくれたため、ヤマモトの居心地も良くなったようだ」と、ド軍移籍の決定打になったと明かしている。