佐々木朗希争奪戦で強豪2球団が敢えて「落選公言」の深謀遠慮…当該球団スカウトの激怒まで織り込み済み
メジャー移籍を目指す佐々木朗希(23)サイドと面談したのは「12~15球団」と報じた米メディアも中にはある。
争奪戦は水面下でかなりヒートアップしているようだが、ここで疑問がひとつ。面談にこぎつけた球団はともかく、ふるいにかけられた球団がなぜ、それを明かす必要があるのかという点だ。
フィリーズのドンブロウスキー編成本部長とレッドソックスのブレスロー編成本部長が「我々は面談に呼ばれていない」と言ったのだ。当該球団の駐米スカウトのひとりは「面談に進んだのであればまだしも、選考から漏れたのは明らかにマイナス。イメージダウンになるようなことをなぜ、わざわざ明かす必要があったのか……」と怒り心頭だという。フィリーズにしてもレッドソックスにしても実績ある強豪球団。編成責任者はなぜ、「落選」を公にしたのか。
「2球団は何が何でも佐々木が欲しいというわけではなかったのでしょう」と、野球文化学会会長で名城大准教授の鈴村裕輔氏がこう続ける。