著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

「眼瞼下垂」はパーンと張ったゴム紐が少しずつ緩んでいくイメージ

公開日: 更新日:

「眼瞼下垂」について、その名を聞いたことがある人は多いでしょう。

 2018年には、歌手の和田アキ子さんが手術を受けたことを報告しています。

 眼瞼とはまぶたのことで、なんらかの原因によって上のまぶたが下がってきたり、持ち上げにくくなることをいいます。症状が進むと上まぶたが瞳を隠すように覆いかぶさってくることもあり、視力にも影響するため、「目が見えにくくなった」と感じる人も多くいます。

 眼瞼下垂には先天性と後天性があり、後天性の場合、その原因の多くは加齢です。加齢にともないまぶたを持ち上げる筋肉がたるみ、まぶたをスムーズに上げられなくなってしまうのです。

 加齢性の眼瞼下垂では、まぶたを持ち上げる主な筋肉である眼瞼挙筋、挙筋腱膜、ミュラー筋が加齢でだんだんと緩んでいきます。ある日突然、ではなく、少しずつ症状が進んでいきます。われわれ眼科医が患者さんに説明するときには、「パーンと張ったゴム紐が、少しずつ緩んでいく。そうイメージしてください」と表現したりします。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された