ダルビッシュは三度目の失恋…朗希獲得できず加速「ドジャース憎し」が発奮材料に
「私たちが欲しいのは、ここでのプレーを望む選手。(佐々木との交渉を担当した)グループは本当に完璧な仕事をした」
ドジャース、ブルージェイズとともに最終面談まで進みながら、最後の最後ではじかれたパドレスのプレラーGMのセリフである。
しかし、“完璧な仕事”をしながら、結局、同じナ・リーグ西地区のライバルであるドジャースにさらわれた。
地元紙の取材に答えたプレラー氏の歯ぎしりが聞こえてきそうだが、それ以上に大きなショックを受けているのが、同球団のダルビッシュ有(38)だろう。
佐々木のポスティング申請が決まると、「面談に参加するように言われたら、喜んで参加する」と自ら交渉役に名乗りを上げ、現地の報道によれば、実際に2回目の面談に同席。夕食会にも参加したという。米メディアの間で一時はパドレスが本命視されたのも、佐々木が私淑するダルの存在が切り札になるとみられていたからだ。
「昨オフには、共闘を熱望しながら、結果的に大谷にも山本にもフラれた。『日本人で集まってドジャースを倒したかった。力が抜けた』とショックを受けていたが、昨季はドジャース相手に3試合に先発して防御率1.72と圧倒している。打倒ドジャースはダルの大きなモチベーションのひとつ。プラスに働くかもしれない」(関係者)