佐々木朗希を日本開幕2戦目に先発起用するドジャースの思惑…“市場開拓”以外に大きな理由が
「鬼門」の東京ドーム
メジャー公認球は日本の統一球と比べ、若干、重く大きく、サラサラして滑りやすい。山本とともに日本開幕の先発を務めるためには、日本人投手がてこずるボールを手の内に入れ、日本時間21日にスタートする他球団との実戦で結果を出す必要がある。ボールも含めて日本と異なる環境に対応するだけでもひと苦労なのに、東京ドームで実力通りのピッチングをしなければならないのだ。
佐々木にとって、東京ドームは「鬼門」ともいうべき球場だ。22年のオープン戦と同年の交流戦で2度、巨人戦に登板。3月18日は4回3分の2を5安打5失点、6月3日は5回を8安打5失点。2試合とも岡本和に本塁打を浴びた。
「いずれもボールが高めに浮くシーンが目立った。苦笑しながらクビをひねったり、マウンドが合わないのか、土を足でならすようなしぐさをしていたのが印象的でした」とは現場で2発を目撃したマスコミ関係者だ。
さて、当の佐々木は日本開幕2戦目の登板が内定したことを受けてこう言った。
「開幕を日本で迎えること自体がそんなにあると思わないですし、それをルーキーのシーズンで迎えられることもなかなかないと思うので、まずはそこに向けていい準備ができたらと思います」
佐々木は「マイナーから這い上がって世界一の選手になれるように頑張る」と話しているが、そのためにも東京ドームでの本番はもちろん、クリアしなければならない課題は多い。
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ロッテ時代の佐々木はその自己中心的とも取れる振る舞いからチーム内での評判は芳しくなかった。そんな人となりを象徴するような、先輩投手をブチギレさせた「まさかの事件」とは、いったいなにか。佐々木の周りで何が起きていたのか。
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