【ぜんまい】高い解毒作用と利尿作用でめまいを改善
日中は暖かな日も増え、春の兆しを感じる今日このごろ。季節の変わり目は体調を崩しやすいものですが、この時期、シニアが気を付けたいトラブルのひとつが「めまい」です。
春先は自律神経が乱れやすい季節です。自律神経には活動時に優位になる「交感神経」と、安静時に働く「副交感神経」があり、この2つがバランスをとりながら機能しています。ところが、この時期は寒暖差が大きいために調節が難しくなるのです。また、自律神経は血流も調節しているため、乱れが生じるとめまいが起きやすくなります。脳が一時的に血流不足になることによって、引き起こされるのです。
春は気温差に加えて生活環境が変化する機会が多いため、いよいよ自律神経のバランスをとるのが難しくなりがちです。とくにシニアは加齢によって体温調節機能が落ちているため、自律神経への影響が大きいとされています。
めまいそのものは命に関わる不調ではありませんが、シニアの場合は転倒による骨折のリスクが高まります。ほかにも、めまいだけではなく、だるい、イライラする、朝起きるのがつらいといった症状を伴うことも多いため、快適な春を迎えるためにも食養生に努めましょう。