岩井姉妹にはタイ合宿の成果を見せて欲しい…20日開幕のホンダLPGAタイランドで3年連続ホステスプロ
米ツアーは男女とも1月に開幕しました。今季から主戦場を米国へ移した選手は短いオフでしたが、女子では竹田麗央がハワイで、岩井明愛・千怜の姉妹はタイで合宿を行ったそうです。
国内組でもオフは温暖な海外で練習する選手がいます。体はよく動くし、ケガのリスクも低い。ショットやアプローチ練習も天然芝の上から打てるので気持ちがいいです。
私も若い頃はこの時季、米カリフォルニアのパームスプリングスのコースで合宿をやっていました。アプローチやバンカー、パッティンググリーンなどの練習エリアは充実しており、PGAウエストなどの有名コースを1日1.5~2ラウンド回り、3月の開幕に備えたものです。
「暖かいところでラウンドできる」という漠然とした目的では合宿の効果は期待できません。芝の上からたくさん球を打ってスイングを固めるのか、アプローチやバンカーショットの引き出しを増やすのか、オフにクラブを替えたのなら、ラウンドを増やして距離感やイメージした弾道になっているかの確認などなど。私たちの時代と違い、今は「トラックマン」などの弾道計測器があるので、スイングや打球の数値化により効率よく練習できますが、米国へ行くなら、メジャーの開催コースでプレーする機会を設けて欲しい。