日本人同士のタイトル争いに現実味…開幕戦で投げ合うドジャース由伸、カブス今永に大きな勝算
帰国後のパフォーマンスは良好
イチロー(マリナーズ)が引退を表明した19年、アスレチックスとの日本開幕シリーズ第2戦にルーキーの菊池雄星(現エンゼルス)が登板。チームは当初、移籍1年目の負担を考慮し、シーズン終盤にシャットダウンさせる方針を明かしていたが結局、32試合に登板し、エース級のノルマとされる30試合をいきなりクリアした。過去の日本開幕戦に先発した投手同様、今永、山本ともハイレベルなパフォーマンスが見込めるのではないか。
カブスはメジャーを代表する豊富な戦力を誇るドジャースに対抗するかのように、このオフは通算112セーブの守護神プレスリー、23年のア・リーグ打点王でクセ者として知られる外野手タッカー(ともに前アストロズ)を獲得した。昨季、チーム最多の15勝(3敗)を挙げた今永が昨季のような安定した投球を披露すれば、結果は十分、付いてくる。
昨季は右肩の故障で離脱した山本にしても、今季はシーズンを通じてローテを守りさえすれば、大谷を中心とした強力打線の援護が見込めるだけに白星は稼げるだろう。
今季のナ・リーグは今永、山本の日本人同士によるタイトル争いが繰り広げられるかもしれない。
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4年増額約80億2300万円で合意して2年目を迎えた今永だが、日本開幕戦での結果次第では帰国後即、ビッグマネーを掴む可能性がある。いったいどういうことか。その「カラクリ」とは。
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