新生なでしこが豪代表を攻守で圧倒! 最大の収穫は最年長DF熊谷紗希のアンカー起用
高い技術と鋭い戦術眼を持っている長谷川と長野が、より前の位置でプレーすることで藤野、浜野との距離感がコンパクトになり、4人が局面に応じて有機的にポジションを変え、結果として攻撃に厚みが増した。
4バックも大きな破綻を見せることもなく、左SBのDF北川(27)、右SBのDF古賀(19)も攻守に躍動した。
ニールセン新監督、選手ともに大きな手応えを感じた試合となった。
長谷川の初キャプテンマークについて--。
そもそもキャプテンというのは、年功序列的に年長選手が担うものではない。あくまで「チームの核」となる選手が、その腕に巻くのが相応しいと考えている。
長谷川のキャプテンマークはチーム全員が納得していると思うし、長谷川自身もキャプテンを務めることでより一層、責任感あふれるプレーでチームを引っ張るだろう。
この日のオーストラリア戦を見ながら、今後のなでしこジャパンの正常進化を予感させられた。