初の外国人「イケオジ監督」はなでしこを復活させられるか?ニールセン氏の懸念材料を関係者が指摘
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の新監督就任会見が18日、東京・六本木のミッドタウンで行われた。
デンマーク女子やスイス女子のA代表監督を歴任したデンマーク人のニルス・ニールセン(53)。なでしこ初の外国人監督は、端正なマスクから「イケオジ指導者」としても知られ、左耳にキラリと光るリング状のピアスが板に付いていた。
監督選考を任されたJFA女子委員会・委員長の佐々木則夫・元なでしこジャパン監督(66)は、この日の会見で「なでしこを率いるには豊かな人間性が重要な要素となります。彼はとても人間味のある指導者。なでしこを率いて世界一になってほしいと思った」と繰り返し言っていた。元なでしこ監督の発言とあって、やや手前味噌の感は否めないが、前任の英プレミアの強豪マンチェスター・シティの女子テクニカル・ダイレクター時代も、ニールセン監督は温和な人柄で協調性を重要視するタイプと言われていた。
実際、会見でも「(選手やスタッフと)良好な人間関係を構築することが信条」と強調していた。国際大会で監督同士として何度か対戦している佐々木委員長は、膝を交えた対話を通して誠実な人柄に触れて即決だったと言われる。