新生なでしこが豪代表を攻守で圧倒! 最大の収穫は最年長DF熊谷紗希のアンカー起用
サッカー女子代表初の外国人指揮官となるニールセン監督率いる新生なでしこジャパンが、完勝発進である。
20日に米国で開幕した「シービリーブス杯」の初戦でオーストラリア女子代表と対戦し、攻守に力の差を見せ付けて4ー0の完封勝利を飾った。
基本布陣で目に付いたのは、4バックの前に34歳のチーム最年長DF熊谷紗希(34)をアンカーに置いたこと。ボランチコンビのMFの長谷川(28)と長野(25)と「逆三角形」を形成した。
現代表最多の通算39得点のFW田中が1トップに入り、シャドーの右にFW浜野、左にFW藤野の21歳コンビが流動的にポジションを変え、積極的に相手ゴールに迫った。
なでしこの主軸CBとして守備陣を牽引してきたDF熊谷が、アンカーを務めたことのプラス効果が、オーストラリア戦の大きな収穫となった。
2011年女子W杯ドイツ大会を制した「世界女王メンバー」でもある熊谷が、DFラインの前にデンと構えることで長谷川と長野が、これまで以上に相手ゴールに向かっていく攻撃的プレーできるようになった。