大谷の鬼門になりかねない「エンゼルスタジアム」…過去成績が示す不穏なデータ
今季のドジャース大谷翔平(30)は菊池雄星(33)が所属する古巣エンゼルス相手に手こずるかもしれない。
2003年9月に受けた右肘靭帯修復手術の影響でDHに専念した昨季、古巣相手に4試合に出場し、14打数4安打の打率.286、2本塁打、5打点。まずまずの結果を残したとはいえ、敵地エンゼル・スタジアムでは9月4日、5日の2試合で、8打数1安打の打率.125、0本塁打、1打点、3三振。18年の渡米以来、6シーズンを過ごした球場で、しかも、左腕デトマース(昨季4勝9敗、防御率6.70)、右腕キャニング(同6勝13敗、防御率5.19)らの二線級投手を攻略しきれなかったのだ。
エンゼルスタジアムの通算は1254打数346安打の打率.276、99本塁打、234打点。エ軍最終年だった23年8月24日のレッズ戦ではアジア人初の本塁打王(44本)を決定付ける飛距離135メートル、打球速度186キロの豪快弾を放つなど、決して相性が悪いわけではないものの、今季は8月(12~14日)に3連戦が組まれている。大谷は疲労がピークに達する7月の球宴後から8月にかけて打撃の調子を崩す傾向があり、昨季の8月は打率.235と月別の成績ではワーストだった。