ソフトB「二軍の帝王」を悩ます“王の庇護” 自己評価の高さとパワー、潜在能力は一級品も...
本人は「自分が活躍できないのは、一軍のスタメンが固定されているからだ」と思ったのかどうか。昨季の契約更改では移籍を訴え、一度は保留。「誰かのケガ待ちは嫌。もちろん、ホークスで頑張るのが一番だけど」と話し、「契約だから、ハンコを押したら1年間頑張らなくちゃいけない」と、保留に至った心境を語っていた。
「リチャードは自己評価が高く、自分に甘いタイプ。他球団なら活躍できると思っているのだろうが、それは難しい。栗原のケガでチャンスを得た今季もサッパリだったし、何より王球団会長が買っていますからね。王会長はホームランバッターが大好きで、10年ドラフトでも直前の会議で『今年の候補選手で、誰が一番遠くに飛ばせるんだ?』と、柳田の上位指名が決まったほど。リチャードにも手取り足取り、打撃を教えている。いくら本人が移籍を訴えても、王会長が健在のうちは育成落ちこそあれ、現役ドラフトやトレードの望みが叶うことはないでしょう」(球団OB)
基本、1年契約のプロ野球にあって、ある意味、贅沢な話だが……。