視聴率も横綱級…逸ノ城は“商品価値”でも遠藤を超えた?
大相撲秋場所で注目を集めたモンゴル出身の逸ノ城(21)。新入幕ながら快進撃をみせ、100年ぶりの新入幕優勝かと大きな話題になった。
優勝決定戦の可能性もあった千秋楽は、早々と13勝目の勝ち名乗りを受け、結びの一番、横綱・白鵬戦の結果を待つばかり。
この間、視聴率は10.8%(16時5分~16時36分)→14.8%(16時39分~17時)とグングン上昇。17時7分~の30分間の視聴率は21.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=29日時点の日報データから)をマークするに至った。いかに逸ノ城と横綱の再戦が期待されていたかがわかる。
ちなみに、夏場所の千秋楽の視聴率は17~18時は15.5%、同じく名古屋場所は17.4%。こちらからも逸ノ城効果は一目瞭然。
ワイドショーでも大々的に取り上げられ、一躍スター力士となった逸ノ城だが“商品価値”も跳ね上がったのだろうか。
「同じようにスピード入幕を果たした遠藤は、いきなりお茶漬けのCMに抜擢されました。しかし、これは長らく不在だった日本人のスター力士だったからで、特殊なパターンです。逸ノ城は鳥取城北高を卒業して日本語もペラペラ。表情はふてぶてしいのにしゃべりは朴訥で、愛されキャラといえます。しかし、CMが殺到するほど人気が爆発するかといえば、まだ難しいでしょう。あれだけの実績を残している白鵬でも、CMは年間1、2本ですからね」(広告代理店関係者)
快進撃を受け、国技館では逸ノ城の錦絵が急きょ販売されたが、売れるのは遠藤ばかり。逸ノ城は年配の男性がちらほら購入するだけだった。商品価値が上がるのは、来場所以降の活躍次第だ。