「定食と古本ゴールド」今柊二著
ある土曜の午後、大森駅で降りて「東京からくり堂」に向かう。以前、訪ねたときには定休日だったのでリベンジ訪問だ。店先の均一コーナーを物色後、店内に入ると食、文学、旅行などの「香ばしいコーナー」が充実している。
食のコーナーで見つけた戦前戦後の食を記した薄井恭一著「随筆味めぐり」を購入。書店のすぐそばの食堂「太郎」を目指すが、こちらは今日が定休日だったので、中華料理店「大興苑」の今週の定食「エビ・豆腐うま煮」に舌鼓を打つ……。
その他、大阪や名古屋から沼津など各地方都市、そしてソウルやホノルルまで。
定食と古書を巡る街歩きエッセー。
(本の雑誌社 1500円)