「戦国大名 県別国盗り物語 我が故郷の武将にもチャンスがあった!?」八幡和郎著

公開日: 更新日:

 南北朝時代の終わりから天下統一までの都道府県ごとの政治史をたどる戦国本。

 まずは朝廷や幕府のおひざ元だった京都で権力の座についた武将らの移り変わりを追っていく。丹後は明徳の乱まで山名氏が守護だったが、足利一族で三河守護だった一色氏がこの地を得た。その後、丹後を収めた信長が、明智光秀の与力だった細川幽斎に与える。本能寺の変のあと、光秀は幽斎が味方してくれると信じていたようだが幽斎は拒否。豊臣政権ではそれほど重んじられなかった幽斎だが、息子の忠興らが評価され、細川家は後に肥後熊本の太守となる……。

 これまで類書が扱ってこなかった一般の藩の歴史にスポットライトを当てた歴史読み物。

(PHP研究所 800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ