「漂うままに島に着き」内澤旬子著
がんのホルモン療法の副作用がきっかけで狭い場所や騒音が苦手になった著者は考えた。やっぱり東京を出よう。小豆島にある出版社からイラストの依頼があり、知人の装丁家が小豆島に移転することもあって、遊びに行くことに。空き家バンクの物件を見たら昔の日本家屋が9DKで家賃4万円! ワクワクしながら海に近い物件を見て回った。移住したくなり、バンクに登録して探しつづけ、海が見える家に決定。台所と玄関脇の部屋から海がどーんと見える。しかも東向きだから、月が海から上るのが見えるってことだ!!
東京を捨てて小豆島に移住したイラストレーターの引っ越し顛末記。(朝日新聞出版 1500円+税)