「完全版 生ごみ先生が教える『元気野菜づくり』超入門」吉田俊道著
虫食いがあるのは無農薬野菜の証拠で、虫食いがある野菜はおいしいと思い込んでいる人が多い。実は虫は、元気な野菜がつくる「セルロース」などの高分子の成分を消化・吸収できない。そのため、「不健康な、まずい野菜」を選ぶのだ。著者は生ごみを使って野菜づくりをしているが、生ごみを土とよく混ぜると有機物が十分に分解され、有害ガスが出なくなった「完熟」状態になる。こうしてできた土は微生物がいっぱいで、素晴らしい養分を含んでいるため、元気で栄養価が高い野菜ができる。
生ごみリサイクル元気野菜づくりと元気人間づくりの旋風を巻き起こした著者が初版を全面改訂。(東洋経済新報社 1500円+税)