「8がけ社会」朝日新聞取材班著

公開日: 更新日:

「8がけ社会」朝日新聞取材班著

 2040年には現役世代が2割減少。社会を維持するための必要なサービスの需要に対し、1100万人分も労働供給不足になると予測されている。一方でサービスを必要とする80歳以上の高齢者が増加する「高齢者の高齢化」は止めようもない。そんな「8がけ社会」へと転がり始めた日本の現状を伝え、解決策を模索するリポート。

 人材不足による人件費高騰で採算が合わないと入札したゼネコンが撤退して、建て替えのめどが立たない団地や、予定人数が配置できず速度を落とす食品工場の生産ラインなど。各業種や行政サービスで起きている人手不足の現状を紹介。

 一方、若者たちの挑戦や高齢者の雇用で業績を上げる企業など、さまざまな視点から、8がけ社会を突破する鍵を探す。 (朝日新聞出版 990円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動