「8がけ社会」朝日新聞取材班著

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「8がけ社会」朝日新聞取材班著

 2040年には現役世代が2割減少。社会を維持するための必要なサービスの需要に対し、1100万人分も労働供給不足になると予測されている。一方でサービスを必要とする80歳以上の高齢者が増加する「高齢者の高齢化」は止めようもない。そんな「8がけ社会」へと転がり始めた日本の現状を伝え、解決策を模索するリポート。

 人材不足による人件費高騰で採算が合わないと入札したゼネコンが撤退して、建て替えのめどが立たない団地や、予定人数が配置できず速度を落とす食品工場の生産ラインなど。各業種や行政サービスで起きている人手不足の現状を紹介。

 一方、若者たちの挑戦や高齢者の雇用で業績を上げる企業など、さまざまな視点から、8がけ社会を突破する鍵を探す。 (朝日新聞出版 990円)


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