「あまカラ食い道楽」谷崎潤一郎ほか著

公開日: 更新日:

「あまカラ食い道楽」谷崎潤一郎ほか著

 日本語訳で西洋文学を味わうように、もって生まれた味覚では西洋の西洋料理を味わい切れず、日本の西洋料理のほうが舌に合っているような気がする。

 私は胃腸が弱いので消化のいいものを選ぶ傾向がある。10代の終わりに上京して、最もうまいと思ったのは天丼と餅菓子だった。とにかくこんなにうまいものはないと思ったことを覚えている。読売新聞社に出勤するようになってからよくビフテキを食べたが、そのうまさは古今に類なしだった。(正宗白鳥「胃弱者のたべもの観」)

 ほかに宇野浩二が東京と大阪の玉子焼きの味について論じた「玉子焼の話」など、食いしん坊が書いたうまいものエッセー31編。

(河出書房新社 1760円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場