巧みに世論の同情誘う 「小保方陣営」の戦略にハマった理研

公開日: 更新日:

 9日の会見で<STAP細胞は200回以上作製に成功した>と言ったことに各マスコミや専門家が疑問を呈すると、14日に文書で説明。朝日新聞が12日の紙面で<マウスの幹細胞はオスしか作っていない>と報じると、<メスの幹細胞も作製されている>とすかさず反論した。

 16日にあった理研発生・再生科学総合センターの笹井芳樹副センター長(52)の会見後は、<尊敬する笹井先生が私の過ちのために会見で厳しい質問にお答えになっている姿を見て、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。申し訳なさ過ぎて言葉になりません>とのコメントを発表した。そして、21日の補充書提出だ。

「理研は小保方さん側からの不服申し立てに対し、再調査するかしないかの結論を出すまでは、ダンマリを決め込むしかありません。笹井氏の会見も、結局は責任逃れに終始してしまい、世論が小保方同情派に傾く結果になりました。小保方陣営は今後も、ここぞとばかりに二の矢、三の矢を繰り出すでしょう」(科学ジャーナリスト)

「プロ集団」の凄腕で、この流れはしばらく変わらなさそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”