米国人の3人に1人が自覚する金銭感覚障害「マネー・ディスモルフィア(お金異形症)」とは
マネー・ディスモルフィア(お金異形症)は、自分の経済状況に対して歪んだ、あるいは不健全な認識を持っていること。一種の「金銭感覚障害 」です。
実はアメリカ人の3人に1人、Z世代の43%がマネー・ディスモルフィアと自覚しているという調査結果もあります。これがお金とのつきあい方だけでなく、投票行動にも影響していると考えられ、話題を集めています。
マネー・ディスモルフィア(お金異形症)は医学用語ではありませんが、身体醜形症と呼ばれる精神疾患に似ているとされています。つまり、自分は十分な収入があるにもかかわらず、お金がないような気がして、使う時にストレスや不安を感じてしまう。また逆に、払えないのに払えると考えてしまって、お金を使いすぎたりするのもお金異形症です。
具体的な行動例としては、銀行口座の残高確認を避ける、逆に常に口座残高を確認する。クレジットカードを使いすぎる。貯蓄が十分でないことを常に心配する。不安を感じるため、お金を使うことや金銭的な決断をすることを避ける。お金を使った後、罪悪感や恥ずかしさを感じるなどが挙げられます。