「イルカの妹分」沢田聖子さんが語る“シンデレラ物語”と現在
■「口車に乗せられ、ビキニで浜辺を走るビデオまで」
79年、「キャンパススケッチ」で歌手デビュー。
「だけど、基礎も実力もない。曲ってどうやって書くの? から始まり、“イルカの妹分”として敷かれたレールの上を歩くのに必死でしたね。なのに、口車に乗せられ、ビキニで浜辺を走るビデオまで撮っちゃって。今でも“アイドルやってましたね”と言われることがあるし、ああ、若気の至りです、ハハハ」
とはいうものの、その後は自作の曲を数々発表。これまで作詞作曲した曲は150以上。持ち歌は250曲を超え、毎年6月にはかつてジョイント公演を行っていた「初恋」のヒットで知られる故村下孝蔵の追悼ライブを開いている。また、USTREAMで「沢田聖子と圭二郎のショートケーキのヨル。」なるトーク番組を月1回配信中だ。
「台本も筋書きもなく、ただただオネエ(圭二郎)と爆笑トークをする、おバカな内容です、ハハハ。あと、毎年3月にはバースデーライブツアーをやるのが恒例なんですが、4年前から250曲の楽譜を持ち込み、その場でオールリクエストで歌う試みを続けてます。初期の曲をリクエストいただくと歌詞も曲も幼くて、この年齢で歌うのはちょっとなあ、なんて照れてしまう。ただ、息の長いファンの方が喜んでくださるからと歌ううちに、若い頃の楽曲と改めて向き合ってみたい気持ちにもなるんです」