6・27総会 株主が突きつけたフジ日枝会長の退陣要求
■50歳で社長就任
議案を提案している株主の松沢弘氏はこう言う。
「“老害”の経営陣を一掃しようと思いました。そもそも、権力を監視するメディアのトップが首相に頭をなでられて喜んでいるなんてどうかしていますよ」
フジ社内でも日枝会長の“老害”を指摘する声は強いという。
「50歳で社長になってから、もう26年です。社内では亀山社長も逆らえません。ライブドアの買収騒動の時も引責辞任を求める声が出たが、知らん顔して居座った。現場スタッフからも<いい加減にしてくれ>と悲鳴が上がっています」(テレビ業界関係者)
気になるのは議案決議の行方だが、前期の株主総会で取締役の選任決議が提出された際、日枝会長の賛成率は9割を下回っていた。賛成率が「9割以上」が当たり前だから、異常な状況だ。「75歳定年」が可決する可能性はある。
「おそらく今回の提案に賛同する株主は相当数いると思います」(松沢氏=前出)
総会が見モノだ。