女優・本山なみが語る 駆け出し芸能人“アイデア極貧生活”

公開日: 更新日:

 でも芸能界のお仕事は難しいです。オーディションは受からないと交通費が出ていくばかりで、2年勤めて貯めた貯金を切り崩しながらのビンボー生活。お酒は先輩とか誰かごちそうしてくれる人がいるときだけ。ごちそうするよ、って言われたら「やった! お酒が飲める」って心の中でガッツポーズ。こういうとき女のコでよかったって思いましたね。

 今度はお仕事が増えたと思ったら、次は衣装が大変。撮影会があると、1日で8着ぐらい着替えが必要なんです。靴にちょっとワンポイントつけて工夫したり、なんとか数がないのをごまかしていました。でも服だけは毎回同じっていうわけにもいかないから、アイドル同士でフリーマーケットをしていました。たまにファンの方に「あれ? その服どっかで見たような……」って言われて、バレないように「気のせいじゃないですか?」って必死で否定しました。美容もお金かける余裕なかったから、美容院のカットモデル、タダでした。

 ファンの方からのプレゼントには今も助けてもらっています。ドン・キホーテのギフトカード1万円分もらったときは、メーク用品や、ミキサーやアイロンを買って、生活が充実してうれしかったですね。お花やお菓子もうれしいけど、お花は一瞬だし、お菓子は一気に食べられないですから、スターバックスのカードとか毎日ちょこちょこ使えるほうがうれしいですね。ブログで、スタバのチャージが切れましたって囁くと、プレゼントしてくれる人もいるんです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド