“芸能界版ロッキード”に巻き込まれた歌手・大原未登里は今

公開日: 更新日:

 70年代初め、五木ひろし八代亜紀中条きよしなどを世に送り出した「全日本歌謡選手権」(日本テレビ系)。同番組出身でもう一人、忘れられない歌手がいる。76年、“芸能界版ロッキード事件”と呼ばれる一大スキャンダルに巻き込まれた46代チャンピオンの大原未登里(旧名・みどり)さんだ。あれから38年、今どうしているのだろう。

「去年の夏、とてもうれしいことがありました。ワタシの『浅草恋明かり』という曲が、カラオケでも歌えるようになったんです。25年前の歌がカラオケ曲としてよみがえる。ホント、夢のようでした」

 JR目黒駅近くの喫茶店で会った大原さん、まずこう言ってほほ笑んだ。穏やかな話しぶりが聞き心地良い。

「実現したのは、ファンの皆さんのおかげです。この曲、下町を中心とした年配の方たちに親しまれてましてね。その方々からカセットテープよりカラオケで歌いたいって声が、以前から届いてました。でも、ワタシには自分の曲をカラオケ化するような力がない。そんなワタシに代わり、皆さんが動いてくださったんです。歌本を検索して、タイトルが画面に出た時は、感激でいっぱいでした」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方