原田曜平氏が語るZIP!人気コーナー「アレナニ?」の舞台裏

公開日: 更新日:

「彼らは『ウザイ』とか『痛々しい』と思われたくない心理から、直接的な自慢をすることを嫌う。そのため、『本当に自慢したいもの』は画像の中心ではなく、さりげなく映り込むようにして“間接自慢”をするのがはやっているんです」

■放送後に企業から問い合わせが殺到

 若者特有の傾向は味覚の変化にも見られる。「とりあえずビール」や「コーヒーはブラックに限る」というオジサン世代の常識は、もはや彼らには通用しないらしい。

「今の若者には、苦味や酸味が苦手で、甘いものが好きな人が増えている。そのような若者のことを、永遠の少年・ピーターパンのような舌を持つという意味で『ピータータン』と命名し、コーナーで取り上げたところ、反響がありました。『飲食店で“ピータータンメニュー”を作りたい』『若者の嗜好に合ったビールをつくりたい』など、企業からの問い合わせが来たほどです」

 ネタ探しは、原田氏が中心となり、若者研究所のメンバーである学生たちと共に行っている。毎週、放送後に行われる会議では、少なくとも10個、多い時では100個のネタを提出。翌週のネタが決まり次第、番組スタッフが取材に入り、原田氏が最終的な原稿を確認するのは木曜の深夜だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”