シドニー五輪で涙のんだ女子マラソン弘山晴美さんの引退後

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 8月に北京で開催される世界陸上。女子マラソン代表選手の選考で横浜国際で優勝した田中智美選手が落選し疑問の声が上がった。15年前のシドニー五輪の選考でも同様の件があった。涙をのんだのが弘山晴美さん(46歳)だ。今どうしているのか。

 会ったのは地下鉄・代々木公園駅に近いマンションの一室。株式会社エボーリュの事務所だ。09年、40歳で走った東京マラソンを最後に現役引退した弘山さんは13年3月に所属した資生堂を退社し、同社の社長に就いた。

「市民ランナーのレッスンや“RUNNING TOWN”というランナーのための情報サイトの運営をメーンにしてます。社員は5人。この会社はダンナ(元資生堂ランニングクラブ監督で、晴美さんのコーチだった勉氏)が去年7月末につくり、この4月からワタシが社長を引き継ぎました。ダンナが筑波大学陸上部長距離のコーチになり、向こうに行くことが多くなりましてね。で、ワタシにとっても初めてのことなので、ダンナと相談してやってます。子供がまだ5歳とちっちゃいから、子育て6、仕事4という感じ。ここに来るのは週何回か、です」

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