元「古井戸」加奈崎芳太郎さんは42年ぶりにCHABOとデュオ
♪大学ノートの裏表紙に さなえちゃんを描いたの……。フォークソングが大ブームになった72年、こんなコミックソングが大ヒットした。今回登場の加奈崎芳太郎さん(66歳)と仲井戸麗市さんとのデュオ古井戸が歌った「さなえちゃん」だ。仲井戸さんはRCサクセションで活躍後、ソロ活動している。では、加奈崎さんは今どうしているのか。
「9月6日、渋公(渋谷公会堂)である『仲井戸“CHABO”麗市 45th Anniversary』の古井戸時代コーナーに特別ゲストで出ることになってね。チャボちゃんと同じステージに立つのは霞が関にあった久保講堂での解散コンサート以来、実に36年ぶり。おまけに古井戸が渋公で最後のコンサートをやったのは73年だから、2人で渋公で歌うのは42年ぶりなんだよ」
長野県諏訪市。諏訪湖に面したホテルのラウンジで会った加奈崎さん、こういって目を細めた。
「このコンサートはチャボちゃんのデビューから現在までの45年間をたどるってのがコンセプトだろ。土屋公平や梅津和時とかゲストも豪勢で、5月31日にチケットを売り出し、即完売したらしい。たいしたもんだよ。オレたちみたいな70年代のフォーク歌手にとっちゃ、“渋公でコンサート”は大きな目標だった。この10月4日で渋公は建て替えで閉館するっていうし、最後のいい記念だね」