「僕の人生を変えた」尾木ママが感謝する明石家さんまの一言
今や教育問題だけではなく、社会、政治、芸能と幅広い発言で注目を浴びている尾木ママ。もともとはお堅い教育評論家「尾木直樹」だったが、“オネエキャラ”で大ブレークするきっかけをつくってくれたのがこの人……。
今もね、僕は信じられないんですよ。なんでこうして、毎日のようにテレビに出られているのかって。
だって、もう68歳でしょ? 幼馴染みでサラリーマンだった人は定年退職してるし、自営業の人だって後継者に居場所を譲って、それぞれが老後を楽しんでる世代ですからね。
今から6年前、2009年12月30日に放送された特番「さんま・福澤のホンマでっか!?ニュース」(フジテレビ系)は、僕にとって初めてのバラエティー番組出演でした。
オファーを受けた時は福澤朗さんも司会というので、てっきり情報番組だと思ったんですね。その年をニュースで振り返り、教育評論家の立場からコメントをお願いします、というお話でしたから。
収録はすごく楽しかったですよ。事前に家族のアドバイスで、話の割り込み方をお茶碗を鳴らして特訓しましたし、生まれが滋賀県伊吹町(現・米原市)ですから、さんまさんが話す関西弁は耳に優しいっていうか馴染みがありますからね。ついつい気を許し、家族と使ってる「そうよねえ」「違うわよ」って、オネエ言葉で相づち打ってたんです。