野田秀樹が絶賛 生粋の舞台人・手塚とおる“狂気の演技”
2013年の大ヒットドラマ「半沢直樹」の悪役ぶりで一気にブレークした感のある俳優・手塚とおる(53)。不気味な役をやらせたら天下一品で、これまでも「華麗なるスパイ」(09年)で爆弾テロリスト、「ゴッドハンド輝」(09年)の悪徳医師、「マジすか学園」(10年)では女生徒を盗撮する教師、「荒川アンダー ザ ブリッジ」(11年)では白線にこだわる謎のオヤジと、クセのありすぎる役を演じてきた。
「半沢」以降は立て続けにドラマに出演し続け、14年には「戦力外捜査官」「ルーズヴェルト・ゲーム」「HERO」など6作品に。今年に入ると「太鼓持ちの達人」でついに主役に抜擢される。その他にも「天使のナイフ」「初森ベマーズ」「ヤメゴク」「ドS刑事」「ど根性ガエル」「リスクの神様」……と10作品に出演しているほか、9月スタートのNHKドラマ10「デザイナーベイビー」にも出演が決まっている。ドラマだけではなく、プロミスのCMでは「こういうのどこにでもいるでしょ」と嫌みを言うプロデューサー役も演じた。まさに超売れっ子だ。
18歳で映画監督を志したが、映画監督になる方法が分からず舞台のオーディションを受けたのがきっかけで芝居の道に。役者デビューとなるそのオーディションが蜷川幸雄の「黒いチューリップ」という演劇エリート。その後も野田地図、大人計画、劇団☆新感線など人気劇団を渡り歩いてきた生粋の舞台人だ。