16年春の朝ドラヒロイン抜擢 高畑充希は“昭和顔”のハマリ役
05年に山口百恵トリビュートミュージカルの主役オーディションでグランプリを獲得し、女優デビュー。「ピーターパン」8代目として07年から6年間、舞台の宙を舞い、来夏には主演映画の公開も控えている。そんな経験豊富なヒロインの朝ドラ起用について、作家でアイドル評論家の中森明夫氏はこう期待する。
「まず物語そのものに期待が持てる。というのも、近年はヒット続きの朝ドラですが、中でも実在した人物を扱った作品は安定感があるのです。コシノ3姉妹を育て上げた母親を描いた『カーネーション』も、村岡花子氏の半生を原案とした『花子とアン』も、いずれも親近感が湧き、半年間、楽しく視聴できました。もちろん脚本次第ですが、今回も“実話成功の方程式”にのっとっていえば大コケはしないはず。しかも、つい最近『暮しの手帖』の“新編集長”に本上まなみの夫が招へいされ、雑誌自体も活気づいてきた。年長者層にも支持される昭和の薫りがする顔立ちの高畑のキャスティングもハマリ役だと思います」
デビューから10年で手にした大役で、ついに国民的女優の仲間入りとなるか。