ツアーで「タガタメ」披露はミスチル桜井の“反戦”意思表明か

公開日: 更新日:

「子供らを被害者に 加害者にもせずに この街で暮らすため まず何をすべきだろう」――。

 これはMr.Childrenの「タガタメ」という曲の一節。現在、「スタジアムツアー2015 未完」が真っ最中のミスチルは、この「タガタメ」を今回のツアーでは必ず披露しているのだ。03年に発表されたこの歌は、当時から反戦をうたった名曲といわれてきたが、今のタイミングで歌うのは、ミスチルの安倍政権に対する強烈な反戦平和メッセージと受け止めるべきだろう。

 作詞・作曲を手掛けるボーカルの桜井和寿(45)の強いメッセージ性が人気のひとつでもあるミスチル。その多くが希望や未来、愛や平和をテーマにしたものだが、今回のツアーでは特に「戦争」や「愛」について訴えかける場面が多くあった。それはまず選曲に表れ、ライブ中に流れるアニメーションで兵士や銃、平和の象徴である白いハトなどが映し出されるなど、桜井の“想い”が前面に押し出された構成に。12日の宮城(写真)では手塚治虫作品「ブッダ」の一節を引用し、「『愛』とは想像力だと思います」と語る場面もあった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方