フジ “秋の新番組”も壊滅…月9やバラエティーの凋落著しく
視聴率の長期低迷にあえいでいるフジテレビ。今秋も複数の新番組を投入してテコ入れに必死だが、ビデオリサーチ「週間高世帯視聴率番組10(集計期間10月12日~18日)」の数字からも、厳しい現状がくっきりだ。
とりわけ、バラエティー番組ひしめく娯楽番組部門は壊滅的だ。10月からスタートした新番組「巷のリアルTVカミングアウト!」(16日)や「人生のパイセンTV」(18日)を含め、ベスト10にフジのバラエティー番組は1本もなし。
黄金時代、平均視聴率20%以上(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)を連発していた「めちゃ×2イケてるッ!」もいまや1ケタ台の常連で、出口が見えない状況だ。かわって、日本テレビが1位から4位を占め、独走状態に入っている。
ドラマ部門では、月9ドラマ「5→9・私に恋したお坊さん」第1話(12日)が12.6%で7位と健闘したように見えるが、1位のNHK朝ドラ「あさが来た」23.1%、続くテレビ朝日「相棒シーズン14」18.4%、TBS「下町ロケット」16.1%に大きく水を開けられた。“月9ブランド”も今は昔、といった感である。