<第3回>旧花園町の田中英光夫人宅に通うも出入り禁止に…
西村氏は、横溝正史をはじめとする推理小説に端を発し、いつしか田中英光の私小説のとりこになっていったという。そして作家自身の生涯に興味を駆り立てられ、同氏が晩年を過ごした花園町十三番地(現・新宿1丁目界隈)へ住まいを移した。27歳から7年間、20年以上前のことである。
「幸…
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