R-1優勝まで苦節24年…ザコシショウを支えた事務所の“粘り”
3月6日(日)の「R-1ぐらんぷり2016」(フジテレビ系)で優勝したハリウッドザコシショウが話題だ。
キムタクなどを真似る“誇張モノマネ”の面白さや黒パンツにテンガロンハットだけの見た目のインパクトに加え、芸歴24年の42歳で、苦労話も盛りだくさんだから、バンバン露出している。ここ数年の「R-1」優勝者の中でもっとも目立っていて、今は人気芸人になれるかどうか、大勝負の真っ最中だ。
3年前、まったく無名の頃に日刊ゲンダイ本紙インタビューコラム「貧乏物語」に登場。大阪の吉本にいた若い頃になだぎ武、中川家礼二、ケンドーコバヤシを、「みんなマニアックな笑いが好きだったんで、気が合ったんス」と、自分の部屋に泊めていたエピソードなどを披露していた。
その同年代の4人で1人だけ売れず、上京して事務所を移ってからも自分だけ売れず……「僕は大阪、東京で売れていく芸人をたくさん見てきた」という。
そして24年目にしてついにブレークのチャンスをつかんだわけだが、それは本人の努力や諦めない強さだけが理由ではない。売れない芸人を引き取り、40過ぎてもクビにしない事務所の“粘り”にもあるのだ。