リニューアル「NEWS23」 星浩キャスターに識者の評価は?

公開日: 更新日:

 4月改編で各局が大幅にリニューアルを図る夜の報道番組の中で先陣を切ったTBS系「NEWS23」。ここ数年、ライバルのテレビ朝日系「報道ステーション」が視聴率10%台で堅調に推移する中、5%に満たず苦戦を強いられてきたが、注目の初回(3月28日)は5・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。

 だが、初回から“独自スクープ”とぶち上げたものの「知る人は少ないであろうフィリピンで起きた2つの殺人事件の行方」を報じる内容に興味を覚える視聴者は少なかったようで、29日、30日、31日は4.3~4.7%と早くも下落傾向に。4月1日の金曜日は5.9%と持ち直して初週の幕を閉じたが、TBSが誇る看板報道番組の“新装開店”にしては、ご祝儀視聴の少ないトホホな船出となった。

 新体制の目玉は安倍政権による圧力降板説が囁かれたアンカー岸井成格氏(71)の後任、元朝日新聞社・特別編集委員の星浩キャスター(60)。しかし、「署名記事を読んで察するに彼は朝日の中でもコンサバティブな考えの持ち主。初回冒頭に強大な政治権力を監視してチェックすると宣言していたが、その姿勢を感じる場面はほぼ見当たらず。当たり障りのないスタートもこんなもんだろうなというのが正直な感想です」(ジャーナリストの小田桐誠氏)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???