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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

解散は宿命…SMAPと事務所はどこで決定的にこじれたのか

公開日: 更新日:

 アイドルグループに永遠はない。どんなスーパーアイドルでも「解散」は宿命。問題はどういう形で解散するかだけだ。25年間、その大半をトップの座に君臨してきた国民的なアイドル・SMAP。本来なら解散コンサートなど盛大なセレモニーで送り出されてもおかしくない存在だった。どこでこじれてしまったのか――。

 SMAPの解散は、「活動休止で存続」を主張するジャニーズ事務所幹部と木村拓哉(43)、「無理」とかたくなに拒否する香取慎吾(39)の対立軸から始まり、結局、草彅剛(42)、稲垣吾郎(42)も香取に同意。存続派だった中居正広(44)も香取らの意見に従い「解散」が決まったとされる。

 要因についてはさまざまな説が喧伝されるが、メンバー内の仲の悪さはすでに10年以上前からの話。起因にはなっても決定的な要因とは思えない。やはり、昨年1月、メリー喜多川副社長が「週刊文春」に答えたインタビューにあったと思う。SMAPの実質的な育ての親である飯島三智氏を呼び出し、「SMAPを連れて出て行きなさい」「SMAPは歌も踊りも下手」などと言い放った。一般企業に例えれば、会社の社長が長年、功績を上げていた部署の部長とその部下を公然と批判したようなものである。

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