ファミコン復活で話題 高橋名人「思い出のソフト」を語る
「定番の『スーパーマリオ』は、ゲームの基本要素がすべて詰まっていて、隠しアイテムや裏技の数も多い。その奥深さをもう一度体験してみてほしいですね。『ロードランナー』は、当時の世界中のファンの知恵を集結したアクションパズルゲーム。世界中のゲーマーから難易度の高いステージが投稿されたんですよ。ハマる人が続出でした。『ドルアーガの塔』はもともと、アーケード版でしたが、あの謎はとにかく不条理。今だったら怒られるレベルなのに、それが逆に面白くて、やり込むほどに味が出るソフトです」
■ミニにも裏ワザは存在
そうそう、裏ワザ探しに必死で、あらゆるソフトの攻略本がバカ売れした。たとえば、スーパーマリオの“無限1UP”を見つけたときは、驚愕したものだ。
「ワールド3-1のゴール手前の階段で、2匹目のノコノコを踏みつけると甲羅になります。その甲羅の上でタイミングを合わせて垂直ジャンプをすると、得点が上昇。8000点を超えると、“無限1UP”です」
スーマリ2では、別の面が用意されていた。8面までをワープせずにクリアしていくと、「通常ルートにはない9面が出現した」ことにワクワクしただろう。さらに、パチンコゲームの「パチ夫くん」では「必ずフィーバー」する裏ワザも。