2018年NHK大河で話題 本物の「西郷どん」をひ孫が語る

公開日: 更新日:

「西郷さんは写真を一枚も残していません。せごどんのドラマが決定して、写真がいっぱい出回っていますが、全部偽物です。本物に近いのは、イタリア人画家のキヨッソーネさんが描いた肖像画で、鹿児島にある銅像のモデルとされます。ほかに、イトさんや親族がお願いして描いてもらった山形の庄内藩・石川静正さんの作品。静正さんは本人に会っていて、親族が手を入れている。肥後直熊さんの作品も本物に近いです。上野の銅像は、親族から見ると違いますね」

 ひ孫の隆夫さんの顔が最も似ているに違いない。

■なぜ写真嫌いになった

「武士だからでしょう。西郷さんは、自分の名を残すことは恥ずかしいと考えていた。『己を愛するは善からぬことの第一なり』と言っていた。今の地位は周りの人あってのこと。自分を愛しすぎると気づいた時に誰もいなくなる。自分という存在を残すことに未練は全くなかったのでしょう」

 単なる写真嫌い、暗殺を恐れていたわけではないようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド