無断“副業”が決定打 山本裕典クビでわかった芸能界の限界
芸能ビジネスの分岐点に差し掛かっているのかも知れない。俳優の山本裕典(29)が所属事務所から業務委託契約を解除され、クビになった騒動だ。事務所サイドは「弊社の考える基準に至らなかったため」とし詳細を伏せているため、さまざまな臆測を呼んでいるが、核心はタレントと芸能プロとの契約問題だというのだ。
「山本の場合、決定打は事務所に無断でバーを共同経営していたこと。真実とは思えないが、そこで女性を斡旋していたんじゃないかといった黒い情報もある。まあ、『法的な問題はない』と事務所は説明しており、法的な話ではない。事務所として看過できなかったのは、無断での“副業”でしょう。勝手に商売をされたのでは、もはや所属タレントじゃないし、コントロールできない。これまで芸能界では、そのあたりの契約やルールを明確にしないまでも、仁義とか義理があって、タレントが自分勝手に動くということはめったになかった。業界の掟が通用しなくなったのか、そんなのどうでもいいというやからがタレントに増えているのか分からないが、第2、第3の山本が隠れている可能性もあり、業界でちゃんと見直す時期なのではないか」(芸能プロ幹部)